マザーテレサになりたかった

ADHD,うつ,HSP,パンセクシャル,ポリアモリー,一児の母,毒親育ち。生きづらいのフルコース。なんとか楽しく自己肯定感上げてきたいね。口が悪いです。

15年好きだったひとに、まだ抱かれたかった話

 


15年好きだったひとの夢を見た。4年ぶりくらいに。夢の設定は夢なのでよくわからないが、目覚めたときに体には余韻が残っていて、緊張からかしばらく震えていた。脳は甘美な悲しさで浸っていて、バーのようなところで再会して二人で話す妄想が繰り広げられた。緊張する体と、周りが見えなくなってとろけている脳が共存しているさまは典型的な恋の症状で、久しぶりに恋をしていた。妄想の中では、ずっと言いたくても言えなかったこと(入学式の日から一目惚れだったこと、いつも人に囲まれている明るさに憧れていたこと、今でもこんなに震えてしまうこと、だけど少し進歩してこんなふうに話せていて、それがとても嬉しいことなんか)を、あの頃よりもはっきりした口調と笑顔で伝えられていた。彼で妄想するときはいつも、そこまでしか進めない。その先の可能性が考えられないし(自分が彼に女性として見なされるという想像がまったくもってつかない)会話する妄想だけでも濡れるし気持ちが高ぶりすぎて泣きながら自慰をするのがいつものことだった。そんなんだから対等にはなれなくて、当たり前に失恋した。でも死ぬまでに一度、人生でいちばん恋焦がれた彼に抱かれてみたくて、その思いはたぶんこの先も消えないんだろうと思い知らされるような夢だった。私はずっと女である自分が嫌いだったけれど、思えば彼に対してだけはずっとずっと女だったんだよなあ。浅はかなほどに。抱かれることしか考えられなかったから。歪んだ思春期には彼を殺したくてたまらなかったけど、だいぶ大人になってからは、彼と対等に話してみたいという願いに変わった。ひとりの母と、ひとりの父として。一年くらいの差で結婚して子どもを持ったから、共通の話題もあるだろう。そうかまだまだ恋をしているんだな。アイドルみたいな永遠の推し。もしまたいつか会える日が来たら、対等に話せるように、普通の同級生として会話できるように、ちょっとでも進歩していたいなって思った夜明け。

 

 

 

以下忘れないための夢メモ

 


名古屋の観光ポスター(背景が黄緑色)に何故か掲載されている彼の横顔を見つめていてポスターが欲しいと見つめていた。

なにかのアンケートに記入する際のペンを持っていない彼に余っていたペン(よくあるアンケート記入用の黒くて軽いクリップと一体化した簡易的なもの)を渡しに行くんだけど緊張して手が震えて、やっと渡せたと思ったらしりもちをついてしまい、羞恥で起きるのに時間がかかって。彼は手を差し伸べてはくれなかった。場所は真っ白な廊下。他にもたくさん人がいた。私はボディラインの出るワンピースと黒のストッキング、ヒールパンプスを履いていた。彼はグレーのスーツを着て、あの頃より少し太っていた。